午後も落ち着いた動き、ドル円は１５１．３０前後で小動き＝東京為替概況

午後も落ち着いた動き、ドル円は１５１．３０前後で小動き＝東京為替概況

　東京午後のドル円は１５１．３０前後で落ち着いた動き。ドル円は、前日のＮＹ市場で一時１５１．４２付近まで水準を切り上げたあと、東京午前は上げが一服し、１５１．１２付近まで押し戻された。しかし、押しは浅く、午後は１５１．３０前後まで戻して小動きとなった。前日に４．５５％台まで上昇した米１０年債利回りが、この日に４．５０％割れまで低下したことが重石となった。
　　　
　クロス円は軟化。日経平均やアジア株の下落を背景に、リスク警戒の動きで円が買われた。ユーロ円は午後に一時１６３．８４付近まで下落。ユーロドルは、ユーロ円の下げを受けて一時１．０８３０付近まで弱含んだが、値動き自体は小幅にとどまった。
　　　
　オセアニア通貨は下落。１０月の中国新築住宅販売価格が前回値を下回ったことから、中国と経済的な結び付きの強いオセアニア通貨が売られた。豪ドル円は９７．７６付近まで、ＮＺドル円は９０．３１付近まで下落したあと下げ渋り、午後はこの日の安値圏で推移した。

MINKABU PRESS