ドル円、158円台での底堅い推移が続く=NY為替概況
ドル円、158円台での底堅い推移が続く=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドル円は158円台での底堅い推移が続いた。157円台に値を落としていたが、下値での買いも根強いようだ。ただ、158円台半ばに来ている200日線に慎重な雰囲気に変化はない。
前日はトランプ大統領が中間選挙が終わるまでイランへの攻撃を見送ると表明したことや、米30年債入札が底堅かったことで利回りが低下し、ドル円も値を落としていた。ただ、ドル高も去ることながら、円安も根強い。本日の日本国債利回りが全年限に渡って低下していたことが円の重しとなった。
ストラテジストは円安の背景として、前日発表の財務省の対内外証券投資の状況を挙げている。同統計では、多くの市場参加者が予想していた海外資金の国内回帰ではなく、国内投資家による海外資産の買い越しが続いていることが示されていたという。また、別のストラテジストは日本株が好調で、円のヘッジ売りが海外勢から出ているとの指摘も聞かれた。
ただ、現在の世界的な長期金利の上昇もピークに接近しており、短期的に一旦流れが変わる可能性があるとの見方も指摘されている。
本日もユーロドル下向きの展開が続き、一時1.11ドル台に下落。市場は大きな心理的節目の1.12ドルがサポートされるのか、それともそこから下放れるのか、行方を見守っている。ユーロ円はロンドン時間に177円台後半に上昇していたものの、177円台前半に伸び悩む展開。
主要4通貨の中でドルの一強が強まっている。ユーロは春のフランス大統領選を控え先行き不透明感が強い上、ECBの大幅利上げ観測の後退による下落リスクを抱えている。ドルは相対的な消極的選択に留まらず、今四半期も主要通貨をアウトパフォームする可能性が高いと見られ、ユーロドルの一段安を見込む声は依然として強い。
ポンドドルは上値の重い展開が続いたものの、1.32ドル台での推移を継続。1.32ドルが強いサポートとなっており、ポンドドルを支えているものの、買い戻しを強める展開までは見られていない。一方、ポンド円は209円台での上下動に終始している。
英中銀は11月に利上げを実施し、来年2月にも追加利上げに踏み切る可能性が高く、ポンド相場の下落を防ぐ要因になるとの見方をアナリストが示している。「英経済は今年に入ってこれまでのところ、比較的底堅さを維持している」と指摘。最近のインフレが予想以上に高止まりしていることも、利上げを正当化する材料になると分析した。
ただ、市場はすでに来年2月までに2回の利上げを織り込んでおり、実際に金融引き締めが行われても、ポンド相場への影響は限定的となる可能性があるとも述べている。同アナリストは従来、年末に向けてポンドが下落すると予想していたが、現在は今後数カ月間、対ユーロで横ばい圏の推移を見込んでいる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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