グーグル、サファリ経由で得た検索広告収入の36%をアップルに支払い=米国株個別
アルファベット<GOOG>傘下のグーグルは、アップル<AAPL>のサファリ経由で得た検索広告収入の36%をアップルに支払っている。シカゴ大学のマーフィー教授が、ワシントンで開かれた米司法省の反トラスト法裁判における証言の中でこの数字を明らかにした。ブルームバーグが伝えた。
米司法省は、グーグルが検索エンジンと検索広告市場に対する支配を違法に維持している証拠だとして、この契約を標的にしている。
両社は2002年以来パートナーシップを結び、グーグルはアップルのサファリのデフォルト検索エンジンとなっているが、両社は合意の詳細を公にすることに反対していた。グーグルは先週、裁判所に提出した書類の中で、この契約に関する追加情報を明らかにすることは競合他社や他の取引相手との関係において、グーグルの競争力を不当に損なうことになると主張していた。
ただ、米国で最も使用されているスマートフォンであるアイフォーンの検索エンジンとなっていることからも、米司法省はこの契約はグーグルのデフォルト契約の中で最も重要なものとして注視していた。
(NY時間14:14)
アップル<AAPL> 184.87(-1.53 -0.82%)
アルファベット<GOOG> 133.80(-0.26 -0.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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