パランティアが決算受け大幅高 AI需要が旺盛で過去最高益=米国株個別
(NY時間10:31)
パランティア<PLTR> 17.72(+2.80 +18.75%)
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が大幅高。同社は人工知能(AI)関連銘柄としても注目されているが、前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を若干上回った。営業利益、EBITDAも予想を上回っている。
人工知能(AI)関連サービスへの旺盛な需要で4四半期連続の黒字(GAAP基準の最終利益)となり、過去最高益を記録した。ガイダンスも公表し、第4四半期、通期とも営業利益の見通しを上方修正した。
カープCEOは株主向け書簡で「20年の歴史の中で最高益を得た。これによりS&P500の算出銘柄採用への資格を得た。われわれが目指してきた節目でもあり、実現可能であることは分かっていた」と述べた。
同社のソフトウエアはウクライナ軍で使用されているほか、イスラエルでも10年余り前から事業展開。自社のAIソフトウェアが現在の戦争で果たしている役割について幹部はコメントを控えた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.07ドル(予想:0.06ドル)
・売上高:5.58億ドル(予想:5.56億ドル)
・営業利益:1.63億ドル(予想:1.39億ドル)
・営業利益率(調整後):29%(予想:25.1%)
・EBITDA(調整後):1.72億ドル(予想:1.46億ドル)
・FCF(調整後):1.41億ドル
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:5.99~6.03億ドル(予想:5.99億ドル)
・営業利益(調整後):1.84~1.88億ドル(予想:1.78億ドル)
(通期見通し)
・売上高:22.2億ドル(従来:22.1億ドル以上)(予想:22.1億ドル)
・営業利益(調整後):6.07~6.11億ドル以上(従来:5.76億ドル以上)(予想:5.77億ドル)
【企業概要】
米国の防衛・諜報機関のアナリスト向けに、信号インテリジェンスソースから機密情報提供者のレポートに至るまでのデータパターンを識別するソフトウェアを提供する。また、同社のプラットフォームは、商業企業の大規模プロジェクト関連において、データの中央オペレーティングシステムにも対応する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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