アップルが本日引け後に決算 アイフォーン15の初期状況やホリデーシーズンの見通しに注目=米国株個別
アップル<AAPL>が本日引け後に7-9月期(第4四半期)の決算を発表する。そこで投資家たちは新アイフォーン15の初期段階の売れ行きを知ることになりそうだ。アイフォーン15は9月22日に発売になっているので、発売から1週間程度のデータとなる。特に中国での販売状況は注目度が高い。スマートフォン市場は全体的に低迷しているが、アイフォーンの特に上位モデルのProは需要を喚起すると期待されている。
同社はパンデミック以降、具体的なガイダンスの公表を取り止めている。今回もクックCEOやマエストリCFOなど幹部の発言から状況を探ることになりそうだが、年末のホリデーシーズンの見通しについて、どういったヒントを投資家に与えるか注目される。同社にとってホリデーシーズンは例年最大の販売期間となる。
今回の大手IT・ハイテクの決算の場合、足元の数字は好調でも先行きに慎重な見方を示すと、市場は敏感にネガティブな反応を示している。マクロ環境、特に個人消費の先行きに暗雲が立ち込めており、中東情勢やウクライナなどの地政学的リスク、そして、金利上昇といった課題も残る中で、果たして投資家が満足するようなヒントを示すことができるか注目される。
(7-9月期・第4四半期予想)
・1株利益:1.39ドル
・売上高:893.4億ドル
製品売上高:678.2億ドル
アイフォーン:437.3億ドル
マック:87.6億ドル
アイパッド:61.2億ドル
ウェアラブル、家庭およびアクセサリー:94.1億ドル
サービス:213.6億ドル
中華圏売上高:170.1億ドル
(予想はブルームバーグ)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。