アムジェンが決算受け下落 売上高がまちまちとの指摘=米国株個別
(NY時間10:34)
アムジェン<AMGN> 253.64(-9.55 -3.63%)
ダウ採用銘柄のアムジェン<AMGN>が前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表。売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正したほか、1株利益も予想を上回る見通しを示した。ホライゾン・セラピューティクス<HZNP>の買収を反映させた。
ただ、株価は冴えない反応。アナリストは「1株利益は予想を上回ったものの、売上高はまちまちだ」と指摘。「同社の短期的な焦点は初期段階の肥満症のパイプラインと、ホライゾン買収後の『Tepezza』の潜在的な成長への回帰にある」としている。
また、「同社は肥満症の領域で第3のプレーヤーとして台頭する可能性が大型株の中で最も高いと見ているが、同業他社に対する現在の株価のバリュエーションのプレミアムは、すでにそれを大きく反映していると考えている」とも語った。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):4.96ドル(予想:4.68ドル)
・売上高:69.0億ドル(予想:69.3億ドル)
製品:65.5億ドル(予想:65.8億ドル)
・営業利益(調整後):34.0億ドル(予想:34.2億ドル)
・営業利益率(調整後):52.0%
(通期見通し)
・1株利益(調整後):18.20~18.80ドル(予想:18.33ドル)
・売上高:280~284億ドル(従来:266~274億ドル)(予想:275.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。