続伸、昨年8月以来の高値を更新=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=93.68(+3.29 +3.64%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。世界的な石油需要が堅調に推移している一方、石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産もあって供給不足が継続する見通しであることが手がかり。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫は4億1628万7000バレルまで減少し、今年の最低水準を更新した。受け渡し地点である米オクラホマ州クッシングの原油在庫は昨年7月以来の低水準を塗り替えている。ただ、米製油所稼働率は89.5%まで低下しており、季節的な要因で原油需要が後退している。
時間外取引から11月限は堅調。通常取引開始後は94.17ドルまで一段高となり、中心限月として昨年8月以来の高値を更新した。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。