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アジア株 香港上海は上げ拡大、中国工業企業利益が半年ぶり増加に転じる 最悪期は脱したか

株式 

アジア株 香港上海は上げ拡大、中国工業企業利益が半年ぶり増加に転じる 最悪期は脱したか

東京時間11:02現在
香港ハンセン指数   17632.75(+165.85 +0.95%)
中国上海総合指数  3123.63(+21.41 +0.70%)
台湾加権指数     16294.54(+18.47 +0.11%)
韓国総合株価指数  2458.20(-4.77 -0.19%)
豪ASX200指数    7021.90(-16.29 -0.23%)

アジア株は高安まちまち。

中国統計を受け香港株と上海株は上げ幅を拡大している。
中国8月の工業企業利益が前年比+17.2%と6カ月ぶりに増加に転じたことで、中国経済の最悪期は脱したと見方が出ている。もっとも、不動産危機への懸念は根強く楽観的にはなれない。

中国は29日から大型連休に入るため、残り2営業日で株価上昇を維持する可能性は低い。今週末には中国9月の製造業PMIと非製造業PMI、週明けには中小企業を対象とした財新の製造業PMIと非製造業PMIも発表されるため、大型連休と重要指標発表を前に手仕舞い売りが出る可能性もある。そのためポジティブ材料を受けた買いは限定的か。

中国統計を受け豪州株はやや下げ幅を縮小している。ただ一方で豪州のインフレ再上昇は懸念材料。きょう発表された豪州8月の消費者物価指数は5.2%と前回の4.9%からやや上昇した。最近の原油高などもあり、豪中銀の年内追加利上げ観測が強まりつつある。素材や金融株が買い戻されている一方で、医療品や資本財、ハイテク関連は下落している。

香港市場では医療品や不動産関連が買い戻されいる。JDドットコムやシャオミ、レノボなどハイテク関連も上昇。上海市場では医療品関連が総じて上昇。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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