中国人民銀、JPモルガンやテスラなどと会合
中国人民銀行の潘功勝総裁がきょう、貿易の安定と外国企業の事業環境改善に向けた取り組みを強化すると述べた。中国の指導部からは今年、海外投資家に門戸を開くという表明が相次いでいる。ブルームバーグが伝えた。
同総裁は多数の外資系トップ企業の代表者が出席したシンポジウムで、人民銀の取り組みを強調。出席した企業はJPモルガン<JPM>やHSBC、ドイツ銀行、BNPパリバ、UBS、テスラ<TSLA>など。
当局は外国からの投資と貿易を安定させる一段の措置を検討すると同総裁は発言。外国企業の事業環境を引き続き最適化すると約束した。
中国が新型ウイルス関連の制限措置を解除したのに伴い、同国の指導者らは今年、外国企業が同国内で発展するためのスペースを確立すると表明。中国の李強首相は3月、世界的な環境の変化にもかかわらず、開放を確固として堅持すると、海外企業に訴えていた。
一方、中国に対する外国企業の信頼感は低迷している。特に中国と西側諸国との緊張や、不明瞭な中国の規制を巡る懸念が理由。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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