アームが続落 アナリストが投資判断を「売り」でスタート=米国株個別
(NY時間09:52)
アーム<ARM> 56.55(-4.20 -6.91%)
アームが続落。アナリストが投資判断を「売り」でスタートさせたことが嫌気されている。目標株価はIPO価格51ドルよりも低い46ドルに設定。
同社株には人工知能(AI)の導入進展で恩恵を受けるとの期待のプレミアムがついているが、同社をAIの勝者と断定するのは時期尚早だと指摘している。
2024年度の業績については、循環的な逆風とモバイル最終市場の成熟を考慮すれば、売上高11%増収という同社経営陣の見通しは楽観的過ぎると指摘。
今後2-3年の同社の成長ストーリーに対する最大のリスクは、オープンソースの新しいRISC-Vチップフォーマットと、地政学的緊張が高まる中での中国事業のコントロール不足の2つだという。
【企業概要】
世界の大手半導体企業やOEM向けに、高性能・低コスト・エネルギー効率の高いCPU製品と関連技術を設計・開発し、ライセンスを供与する。Arm CPUは、スマートフォンやタブレット、データセンター・ネットワーキング機器・車両用オペレーティングシステムとアプリケーションを含む多様なソフトウェアを実行する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。