このあと9月調査分のミシガン大消費者信頼感指数 低下が続くと見込まれる
このあと日本時間23時に9月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表される。予想コンセンサスは69.3と若干の低下が見込まれている。8月に続いて9月上旬も消費者のセンチメントは低下が続くと見込まれている。
夏の娯楽の熱狂も終わり、消費者は貯蓄が底をつき、借り入れに頼るようになっている。長期的な経済見通しに対する消費者の見方も8月に後退し、今後は困難な時期が続くと見ていることが示されていた。
今週発表のインフレ指標にも顕著に表れていたが、エネルギー価格の上昇が消費者物価に大きく影響していた。伝統的にガソリン価格は米消費者のセンチメントに大きく影響する要素の1つだが、その影響が今回の数字に出るか警戒される。
直近は消費者のインフレ期待指数も注目度が上がっているが、今回は前回とほぼ同水準が見込まれている。今週の一連のインフレ関連指標を通過しても、市場のFRBに対する見方に変化は出ておらず、今回は注目度は薄いものとみられる。
ミシガン大学消費者信頼感指数は500件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では300件の調査をもとに発表される。
*ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(9月)23:00
予想 69.3 前回 69.5
1年先のインフレ期待
予想 3.5% 前回 3.5%
5-10年先のインフレ期待
予想 3.0% 前回 3.0%
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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