米、AI活用でサイバー防衛 保護技術創出へ競技会開催
バイデン政権は、インターネットや重要インフラに対するサイバー攻撃への防衛策として、人工知能(AI)を活用した保護技術を創出するための競技会を開催すると発表した。共同通信が伝えた。
国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が主導し、AI大手も協力する。賞金は約2千万ドル(約29億円)に上り、民間主導の技術開発を後押しする。
技術革新が急速に進むAIを巡っては、バイデン大統領が企業に責任ある開発を促すための大統領令の策定を予定している。個人情報保護などを盛り込んだ法整備に向けても与野党と調整しており、米国のAI関連政策が本格化してきた。
競技会は2024年から2年がかりで開かれ、AIやサイバー攻撃への知見が深い技術者の参加を想定している。アルファベット<GOOG>傘下のグーグルやマイクロソフト<MSFT>、オープンAIなどの米企業が協力するほか、中小企業の一部に参加に向けた資金を提供する。受賞者には技術を公開してもらい、幅広い活用を促す。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。