アトランタ連銀総裁、インフレ抑制に向けた一段の利上げは必要ない
本日の米雇用統計を受けて、ボスティック・アトランタ連銀総裁がブルームバーグのインタビューに答えており、「米国の雇用の伸びは秩序だった形で減速している」としたうえで、「インフレ抑制に向けた一段の利上げは必要ない」との考えを示した。
「経済はかなり秩序ある形で減速すると想定している。雇用者数18万7000人増という数字はこうしたペースが継続している格好だ。私はこうした状況が短期間で終わるとは見込んでいない」と述べている。
「われわれは抑制的なスタンスにある。インフレの低下が続くのに伴い、抑制的な度合いは大きくなる。インフレと金利の差が拡大するためだ」と指摘。「それが経済に十分な制約をかけ、景気は引き続き鈍化すると考える。しかし、改めて言うが、私はこれが2カ月や3カ月で終わるとは想定していない」と述べた。
「私の見通しでは、2024年に入ってかなりたっても、抑制的な領域にまだあるだろう。しばらく時間がかかる」と付け加えた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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