【これからの見通し】ドル安の流れ継続か、今日は米小売売上高と鉱工業生産
【これからの見通し】ドル安の流れ継続か、今日は米小売売上高と鉱工業生産
7月に入ってからはドル売りの流れが強まっている。米雇用統計では雇用者数の伸びが予想を下回り、米債利回り低下とともにドルが下落。一方、失業率の低下や賃金上昇は米労働市場が総じて力強いことを示していた。リスク回避のドル買いは出にくい状況となった。これに加えて、米消費者物価指数の伸びが予想以上に鈍化したことが、市場における9月利上げ停止観測を台頭させることとなり、ドル売り圧力が一段と強まった経緯がある。
きょうは米小売売上高、米鉱工業生産指数などが発表される予定。6月米小売売上高は、前月比、コア前月比がともにプラスの数字となることが想定されている。6月鉱工業生産も小幅のプラスへと回復する見込み。特段強すぎる数字が想定されているわけではなく、米利上げによるハードランディングが回避されるとの見方には変化はなさそうだ。来週に米FOMC控えており、今日の指標に対する市場反応は限定的なものとなりそうだ。
その他の指標としては、米国関連では企業在庫(5月)、NAHB住宅市場指数(7月)、対米証券投資(5月)が発表される。カナダでは、住宅着工件数(6月)、鉱工業製品価格(6月)、消費者物価指数(6月)などが発表される。カナダ消費者物価指数は前年比+3.0%と前回の+3.4%から伸びが鈍化する予想となっている。
発言イベント関連では、ビルロワデガロー仏中銀総裁の記者会見、バーFRB副議長の講演などが予定されている。米企業決算発表では、モルガンスタンレー、バンクオブアメリカなどの結果が注目される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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