第1四半期の米家計の純資産は2.1%増加
FRBがきょう発表した第1四半期の資金循環統計によると、家計の純資産は第4四半期末時点から2.1%増加し、148.8兆ドルとなった。金額では3.03兆ドルの増加。
保有する不動産の価値は約6170億ドル減少した一方、株式の保有価値が2.4兆ドル増加したことが寄与した。第1四半期のS&P500株価指数は銀行危機や経済見通しが懸念される中で多少の変動はあったものの上昇。一方、住宅ローン金利の高止まりと在庫不足により住宅販売は抑制されたものの、需要の高まりにより住宅価格の急激な下落は避けられた。
第1四半期の住宅ローンを除く消費者信用の伸びは年率4.3%で、この2年で最も緩やかだった。企業の借入金残高は年率3.8%の増加となった。同時に、あらゆるレベルの政府債務も増加した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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