米規制当局、大手銀の自己資本要件の平均20%増強を計画=米国株個別
今年の銀行危機後の金融システムを強化するため、米規制当局が米大手銀に対し、必要な自己資本要件を平均20%引き上げる新たな規則を計画していると伝わった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。手数料収入に頼っている銀行も巻き込まれる可能性があり、業界にとって一連の厳しい規則の第1弾となる予定。
FRBが米連邦預金保険公社(FDIC)及び米通貨監督庁(OCC)と伴に、要件強化の取り組みを主導しているが、3機関すべてから提案についてのコメントを求め、その後に投票が行われ、導入に数年の猶予期間を設ける見込み。
この改正の一環として、一部の中堅銀行はSVBの破綻の一因となった保有有価証券の損失計上が認められなくなるという。
(NY時間09:43)
JPモルガン<JPM> 139.19(-1.28 -0.91%)
シティグループ<C> 46.24(-0.08 -0.17%)
バンカメ<BAC> 28.65(-0.07 -0.23%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 41.04(-0.20 -0.48%)
ゴールドマン<GS> 322.11(-1.54 -0.48%)
モルガン・スタンレー<MS> 84.59(+0.24 +0.28%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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