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ドル売りが優勢、ECB総裁はインフレ抑制姿勢繰り返す ユーロドル1.07台回復=ロンドン為替概況

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ドル売りが優勢、ECB総裁はインフレ抑制姿勢繰り返す ユーロドル1.07台回復=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル売りが優勢。ユーロドルは1.0660付近まで下押しされたあとは、上昇に転じると1.0715近辺に高値を伸ばしている。ポンドドルも1.24付近まで下げたあとは1.2470付近に高値を更新。ドル円は140円手前まで買われたあとは、139.50台へと反落している。欧州株の反発とともに米10年債利回りは3.68%台まで上昇したが、その後は3.66%台と上昇一服。この日の中国財新製造業PMIの改善を受けてリスク警戒の動きが後退し、クロス円は堅調。ユーロ円は149.70付近、ポンド円は174円台乗せまで買われている。リスク動向とともに米欧などの金融政策の差異が注目された面も指摘される。前日NY市場では複数のFRB高官が6月FOMCでの利上げ休止を示唆し、市場では据え置き織り込みが6割に上昇している。一方で、今日のユーロ圏消費者物価速報は伸びが鈍化したものの、ラガルドECB総裁のインフレ抑制姿勢には変化はみられず、目標水準に戻すまでは追加引き締めを続けることが確認されている。英中銀に関する市場の見方も利上げ継続となっており、米国と英欧の金融当局の利上げ姿勢の熱度の差がユーロドルやポンドドルを押し上げた面があったようだ。

 ドル円は139円台半ばでの取引。東京市場での堅調な流れを受けて、ロンドン序盤には139.95近辺まで高値を伸ばした。その後は、米債利回りの上昇一服などで全般的にドル売り圧力が強まり、139円台半ばへと押し戻されている。

 ユーロドルは1.07台前半での取引。ロンドン朝方には1.0660台まで下押しも、その後は上昇に転換。1.07台乗せから一時1.0715近辺に高値を伸ばしている。ユーロ円は堅調。東京市場で149円台に乗せたあと、一段と買われて149.70付近に高値を伸ばしている。欧州株が反発していることも下支えとなっている。ユーロポンドは0.86台に一時乗せたが、買いは続かず揉み合いとなっている。ラガルドECB総裁などがインフレ抑制のために追加引き締めを継続する姿勢を再度示しており、ユーロ買いにつながったもよう。ユーロ圏消費者物価速報は伸びが鈍化したが、特段の売り反応はみられなかった。市場での追加利上げ観測も目立った変化はみられず。

 ポンドドルは1.24台後半での取引。序盤に1.24付近まで下落したが、その後は騰勢を強めている。1.2470台へと高値を伸ばしてきているポンド円も東京市場から引き続き堅調。高値を174.10付近に更新している。ユーロポンドは0.8605近辺まで上昇したあとは0.8580台へと反落、方向性に欠ける振幅となっている。英製造業PMI確報値は小幅に上方改定されたが、発表時の反応は目立たなかった。前日に6月FOMCでの金利据え置き観測が高まったが、英中銀に関してはこれまで通りの追加利上げ観測が続いており、金融政策の差異がポンドを下支えしているもよう。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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