ECBは金融システムの安定と金融政策の分離に重点=NY為替
本日の為替市場は、このところのドル売りの動きが一服しており、ユーロドルは1.08ドル台前半に値を落としている。しかし、上昇トレンドは維持しており、年初来高値の1.10ドル台を目指す展開は継続している。
先日のECB理事会では0.50%ポイントの大幅利上げは実施したものの、ガイダンスからは次回以降の利上げ示唆の言及は削除された。今回の銀行危機に配慮したものだが、その後のECB理事の発言からは追加利上げを志向していることがうかがえる。
ECBは今回の銀行の混乱と金融政策を切り離すことに重点を置いている。もし、ユーロ圏の銀行が流動性不足に直面した場合、まずは緊急流動性支援(ELA)に傾注し、その後はFRBの動きを真似る可能性があると考えられている。金融緩和は最後の手段と見られているようだ。
ELAは流動性不足に直面している固有の銀行を対象に提供され、金融政策スタンスには影響を与えないようにするという。その後、FRBが新しく設定した銀行定期資金調達プログラム(BTFP)のような手段で対応。それは国債価格下落に起因する担保不足に対応したツール。
最終手段として利下げが行われ、資産購入は恐らくそのあとになるという。
EUR/USD 1.0827 EUR/JPY 143.65 EUR/GBP 0.8797
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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