イエレン長官 リセッションは回避され得る軌道をなお進んでいる

　イエレン米財務長官のＡＢＣテレビでのインタビューが先ほど伝わり、米経済は力強く、底堅いと述べたうえで、リセッション（景気後退）は回避され得る軌道をなお進んでいるとの考えを示した。

　長官は「インフレは著しく鈍化し、景気は強さを維持するという軌道を想定している」と発言。ただ、水準は依然として高過ぎるとし、これを引き下げることがバイデン大統領の最優先事項だと述べた。

　イエレン長官はまた、景気のモメンタムの証左として先週の力強い米雇用統計を挙げ、「５０万人の雇用増加があり、失業率が約５０年ぶり低水準となっているときに、リセッションは起こらない」とも語った。