【これからの見通し】米国市場はキング牧師の日で休場、週明けは取引しにくい状況
【これからの見通し】米国市場はキング牧師の日で休場、週明けは取引しにくい状況
週明けは18日の日銀決定会合の結果待ちで取引を開始している。一段の政策修正への思惑から、債券市場ではの本邦10年債利回りに0.51%に上昇する場面がみられた。いわゆる催促相場の様相を呈している。
ドル円は127円台で取引されている。上記の思惑から円高圧力が働いている。それとともに、市場全般にドル売りの動きも広がっている。米雇用統計での賃金上昇の伸び鈍化、ISM非製造業景況指数の低下、そして米消費者物価指数の伸び鈍化とドル売り材料が連発したことが背景。
きょうは米国がキング牧師の日のため株式・債券市場が休場となる。為替市場でも通常よりも流動性が不足することが予想される。先週末からの円高・ドル安の流れが続くにせよ、調整局面が差し挿まれるにせよ、値動きは荒っぽくなりやすい点に留意しておきたい。
この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ生産者物価指数、インド貿易収支、カナダ製造業売上高など。いずれもそれほど市場の注目度は高くない。
金融当局者の発言関連では、ベイリー英中銀総裁とウッズ英中銀副総裁が議会証言を行う。デコス・スペイン中銀総裁が講演と行う。いずれもロンドン後半の時間帯となり、薄商いの中の発言となる。特にポンド相場に関連した発言には注意したい。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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