英クリスマスの食料品売上高が過去最高も販売量は減少=NY為替
きょうは円安の動きが強まる中、ポンド円も買い戻しが強まっており、160円台を回復する場面が見られた。ポンド自体の下落が強まっているほか、ドル円の戻り売りの流れが加速したことから、このところのポンド円はきつい下げとなっていた。過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは前日に30を下回り、下げ過ぎも出ていた。ポンドに対するネガティブな見方も多い中、きょうの反発が本格的な買戻しになるかは未知数。
調査会社カンターによると、英国では12月の食品価格の上昇によってクリスマスの食料品売上高は史上初めて120億ポンドを上回った。ただ、販売量は減少している。
昨年12月25日までの4週間の食品価格の上昇率は14.4%となり、11月の14.6%を下回った。この数カ月で2度目の鈍化となり、最悪の状況は過ぎ去ったという期待が高まっているが、インフレは依然高水準で、食料品の売上高は128億ポンドに達したが、販売量は前年比1%減少した。
GBP/JPY 159.88 USD/JPY 132.58 GBP/USD 1.2059
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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