ダーデン・レストランツは好決算も下落 レストランの利益率が予想下回る＝米国株個別

　イタリア料理のレストランを運営するダーデン・レストランツ＜DRI＞が下落。取引開始前に９－１１月期決算（第２四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、１株利益、売上高とも予想を上回った。オリーブガーデンの売り上げが堅調だった。ガイダンスも公表しており、通期の既存店売上高および売上高の見通しを上方修正している。

　ただ、株価は冴えない反応。アナリストからは「低所得者向けが厳しい背景の中で、売上高、１株利益とも予想を上回ったことには満足している。しかし、マーケティングを含むレストランの利益率が１６．６％と予想の１７．３％を下回ったことは残念だった。売上原価とマーケティング費用が予想以上に嵩んだようだ」との評価も聞かれた。

（９－１１月・第２四半期）
・既存店売上高：7.3％（予想：4.8％）
・1株利益（調整後）：1.52ドル（予想：1.44ドル）
・売上高：24.9億ドル（予想：24.3億ドル）
・営業利益：2.33億ドル（予想：2.23億ドル）
・EBITDA（調整後）：2.84億ドル（予想：3.20億ドル）

（23年度通期見通し）
・既存店売上高：5.0～6.5％（従来：4.0～6.0％）（予想：4.7％）
・1株利益（調整後）：7.60～8.00ドル
・売上高：103.0～104.5億ドル（従来：102～104億ドル）（予想：103億ドル）

（NY時間13:46）
ダーデン・レストランツ＜DRI＞　137.56（-5.30　-3.71%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美