アップルが小幅に4日続落 村田製作所の中島社長の発言も重しに=米国株個別
アップル<AAPL>が小幅に4日続落。中国工場での混乱やスマホの需要減への警戒感も高まる中、全体相場の軟調な展開もあって、同社株は上値の重い展開が続いている。
きょうは同社の重要なサプライヤーである村田製作所<6981>の中島社長の発言も重しとなっている模様。中島社長はブルームバーグとのインタビューで、世界のスマホ市場のさらなる下振れに警戒を示した。中国メーカー製品の落ち込みに加え、アップルのアイフォーン14の需要の先行きにも不透明感が増しているという。10億8000万台程度とみる今年度(23年3月期)のスマホの需要予測がもう一段下方修正される可能性が出てきたことも示唆した。
中島社長は米国の高価格帯スマホについて、「結構完成品在庫があるように見えるので、過度な期待はしていない。下方修正が入るかなと思っている」と述べたと伝わっていた。
(NY時間09:38)
アップル<AAPL> 142.84(-0.07 -0.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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