コグニザントが決算受け大幅安 通期の見通しを下方修正=米国株個別
ITサービスのコグニザント・テクノロジー<CTSH>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を下回った。各セグメントとも予想を下回る売上高を計上している。また、ガイダンスでは、第4四半期は予想を下回る売上高見通しを示したほか、通期の見通しも下方修正している。
今回の決算を受けてアナリストからの投資判断や目標株価の引き下げが伝わっている。「2023年はITサービス全般で厳しい年になると考えており、2022年にブッキングを圧迫した人員やフルフィルメントの課題が2023年度の方向性をさらに圧迫している。株価は割高ではないが、短期的に明確なカタリストはない」との評価が聞かれた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.17ドル(予想:1.16ドル)
・売上高:48.6億ドル(予想:50.0億ドル)
金融サービス:15.2億ドル(予想:15.8億ドル)
製品・資源:11.5億ドル(予想:11.9億ドル)
通信・メディア・テクノロジー:7.83億ドル(予想:8.15億ドル)
ヘルスケア:14.1億ドル(予想:14.3億ドル)
・EBITDA(調整後):9.39億ドル(予想:9.49億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:47.2~47.7億ドル(予想:50.4億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.43~4.46ドル(従来:4.51~4.57ドル)(予想:4.53ドル)
・売上高:193億ドル(従来:197~199億ドル)(予想:197.6億ドル)
・営業利益率(調整後):15.6%(従来:15.6~15.7%)(予想:15.6%)
(NY時間10:24)
コグニザント<CTSH> 52.79(-7.48 -12.40%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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