デルタ航空が決算受け上昇 第4四半期の見通しを好感=米国株個別
デルタ航空<DAL>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を下回った。ハリケーン「イアン」により0.03ドル押し下げられた。
ただ、株価は上昇。第4四半期の1株利益の見通しが予想を上回ったほか、売上高も2019年の同期比で5-9%増を見込んでいる。
同社は声明で「2024年の目標である7.00ドル超の1株利益と40億ドルのフリーキャッシュフロー(FCF)の達成に向けて順調に進んいる。2023年の夏までにネットワークの完全復旧に向けて取り組んでいる」と述べた。売上高はレーバーデーの祝日後に拡大し、パンデミック以来最も強い回復を示しているという。
決算を受けてアナリストからも前向きなコメントが出ており、「足元の業績と第4四半期の見通しは堅調に見える。マクロ環境の不確実性と需要に関する疑問を考慮すると、特に第4四半期の見通しは注目に値する」と評している。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.51ドル(予想:1.54ドル)
・売上高:128.4億ドル(予想:128.3億ドル)
旅客:114.6億ドル(予想:114億ドル)
貨物:2.4億ドル(予想:3.2億ドル)
・旅客搭乗率:87%(予想:86.2)
・有効座席マイル(ASM):630.1億マイル(予想:633.3億マイル)
・有償旅客マイル数(PRASM):547.9億マイル、予想547.2億マイル
・EBITDA(調整後):19.9億ドル(予想:20.3億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.00~1.25ドル(予想:0.80ドル)
・売上高:5~9%増(2019年同期比)
(NY時間09:47)
デルタ航空<DAL> 29.66(+0.45 +1.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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