メタの下値模索が続く アナリストによる投資判断引き下げが伝わ=米国株個別
メタ・プラットフォームズ<META>は下値模索が続いている。同社株は2020年以来の安値水準に低下しており、パンデミック後の急速な上げを完全に失っている格好。
きょうはアナリストによる投資判断の「中立」への引き下げが伝わっていた。マクロ環境の逆風の強さと広告費の競争激化により、同社の成長見通しがますます厳しくなっていると指摘している。
同社のこれまでの構造的優位性は低下しており、主にTikTokとの競争が激化するにつれ、市場シェアの低下が続くと予想しているという。TikTokは、メタが2021年に記録したフェイスブックとインスタグラムを合わせたエンゲージメントの約4分の1を既に獲得しており、収益化もTikTokの30分の1に過ぎないという。この事実は潜在的な脅威を物語っていると指摘した。
一方、アップル<AAPL>による端末識別ID(IDFA)関連の仕様変更によるメタへの逆風の影響から1年が経ち、リールズの収益化も進み、今後は同社株の下げは若干緩やかになる可能性にも言及している。
(NY時間09:39)
メタ・プラットフォームズ<META> 128.88(-4.91 -3.67%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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