ペイパルが下落 ブレインツリーへの懸念を指摘=米国株個別
決済サービスのペイパル<PYPL>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の115ドルから100ドルに引き下げた。法人向け決済サービスのブレインツリー事業を懸念要因に挙げている。
同事業は力強い成長を見せ、同社全体を駆動し続ける可能性が高い。しかし、その分、同社の連結決算の足を引っ張る可能性があると指摘。ブレインツリー事業は昨年の同社の総取引量の約31%を占めたが、2023年までにそれは44%に達する可能性があるとしている。
ブレインツリー事業は同社の中核サービスと比較して取引コストが高く利回りが低いという。そのため、ブレインツリーの取引量のシェアが拡大すれば、同社全体の取引利回り低下を招きかねず、また、人員削減による営業利益率の押し上げ効果も僅かだと述べた。
(NY時間14:05)
ペイパル<PYPL> 91.02(-4.01 -4.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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