鉄道株が下落 労働組合との協議がなお難航=米国株個別
鉄道株が下落。米鉄道会社と労働組合との協議がなお難航する中、スト突入のリスクが高まっている。ストの期限は米東部時間9月16日午前0時1分に設定。もし、ストに突入すれば、米経済に1日20億ドル以上の損害を与えかねないとの試算も出ている。天然ガスやトウモロコシの価格を引き上げる可能性も指摘されている。
鉄道会社は農作物から肥料、燃料、自動車まであらゆるものの輸送を停止する可能性があり、その影響はさらに拡大する可能性があり、インフレ圧力に拍車をかけるとも見られているようだ。
トヨタ自動車<7203>は、鉄道輸送の減速や停止を回避するために、より多くのトラックを使った輸送に切り替え、米国内の拠点に一時的に保管する予定。また、米最大の電力会社の1つであるデューク・エナジー<DUK>は、バックアップ計画としてガス火力発電への依存度を高めると発表している。
(NY時間13:20)
ノーフォーク・サザン<NSC> 238.64(-4.66 -1.92%)
ユニオン・パシフィック<UNP> 219.84(-6.45 -2.85%)
CSX<CSX> 31.23(-0.34 -1.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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