カナディアン・ソーラーが決算受け大幅高 通期の売上高見通しを上方修正＝米国株個別

　太陽光発電設備のカナディアン・ソーラー＜CSIQ＞が取引開始前に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しを上方修正したほか、第３四半期についても予想を上回る売上高見通しを示している。

　同社は声明で「第２四半期はプロジェクトの売上げと蓄電池の出荷のタイミングで今年最大の四半期になりそうだ」と述べた。「太陽光発電の魅力的な経済性、エネルギー安全保障や気候変動への取り組み、特に蓄電池と組み合わせた場合の重要性に対する認識が高まり、顧客行動に変化の兆しが見られることは心強い。ドル高人民元安による大幅な為替差益も追い風となった」と述べた。

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：1.10ドル（予想：0.66ドル）
・売上高：23.1億ドル（予想：22.3億ドル）
・粗利益率（調整後）：16.3％（予想：14.8％）
・EBITDA（調整後）：1.79億ドル（予想：1.44億ドル）
・モジュール：5.06GW

（７－９月・第３四半期見通し）
・売上高：20～21億ドル（予想：19.2億ドル）
・粗利益率（調整後）：15～16.5％（予想：14.8％）
・モジュール：6.0～6.2GW

（通期見通し）
・売上高：75～80億ドル（従来：70～75億ドル）（予想：74億ドル）
・モジュール：20～22GW

（NY時間15:02）
カナディアン・ソーラー＜CSIQ＞　45.04（+5.81　+14.80%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美