アリスタが予想上回る決算も下げに転じる＝米国株個別

　通信機器のアリスタ・ネットワークス＜ANET＞が前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。第３四半期の見通しも発表し、予想を上回る売上高見通しを示した。

　アナリストからは、「特にサプライチェーンの制約を考慮すると、同社の業績は印象的だ」とのコメントも聞かれ、複数が目標株価を引き上げた。また、「同社が企業のクラウド投資の潜在的な弱さから守られている点を評価する一方、企業のクラウド投資の弱さから、将来については慎重に見ている」との指摘も出ている。

　株価は上昇して始まったものの、買い一巡後は戻り売りに押され下げに転じている。

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：1.08ドル（予想：0.91ドル）
・売上高：10.5億ドル（予想：9.79億ドル）
　　製品：8.86億ドル（予想：8.06億ドル）
　　サービス：1.66億ドル（予想：1.70億ドル）
・粗利益率（調整後）：61.9％（予想：61.6％）
・営業利益率（調整後）：40.4％（予想：37.6％）

（７－９月・第３四半期）
・売上高：10.3～10.8億ドル（予想：0.99億ドル）
・粗利益率（調整後）：60～62％（予想：61.6％）
・営業利益率（調整後）：39％（予想：36.8％）

（NY時間10:08）
アリスタ＜ANET＞　117.41（-0.20　-0.17%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美