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FX/為替「FOMCタカ派姿勢継続へ ドル高も継続の公算」 外為トゥデイ 2022年7月27日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年7月27日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼26日(火)の為替相場
(1):ユーロ圏 エネルギー不安高まる
(2):IMF世界経済見通し
(3):米消費者信頼感 2021年2月以来の低水準

▼26日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:FRB議長会見による動向に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

26日(火)の為替相場

期間:26日(火)午前6時10分~27日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ユーロ圏 エネルギー不安高まる

欧州の天然ガス先物価格が4か月ぶりの高値へと上昇。ロシアが欧州向けガスの供給をさらに削減する方針を明らかにしたことでユーロ圏のエネルギー不安が高まった。なお、欧州連合(EU)はこの日のエネルギー相会合で、ロシアの供給遮断に備えて冬場のガス使用量を15%削減する方針で合意した。ユーロ圏の経済不安が広がりユーロは下落。

(2):IMF世界経済見通し

国際通貨基金(IMF)はこの日発表した世界経済見通しで今年と来年の世界経済成長率見通しを下方修正した。2022年の米経済成長は2.3%の見込みとして従来の3.7%から下方修正。物価上昇などによる家計の購買力の低下や金融引き締め等により大幅に修正された。中国の2022年成長率見通しについても4.4%から3.3%へと下方修正。日本も2.4%から1.7%へと下方修正した。世界全体の成長率見通しもリセッション(景気後退)への懸念から3.6%から3.2%へと引き下げた。その上でIMFのチーフエコノミストは「見通しは4月以降に著しく暗くなった。世界は近くリセッションの瀬戸際に立たされるかもしれない」と表明した。なお、同時に発表された米5月FHFA住宅価格指数は前月比+1.4%と予想(+1.5%)を下回り、年初来で最低の伸びとなった。米5月ケース・シラー住宅価格指数も前年比+20.50%と予想(+20.60%)を下回った。これらを受けて米10年債利回りが一時低下するとドル/円も下落した。

(3):米消費者信頼感 2021年2月以来の低水準

米7月消費者信頼感指数は95.7と予想(97.0)を下回り2021年2月以来の低水準となった。3カ月連続の低下となり、物価上昇によるリセッション(景気後退)懸念が重しになっていることが明らかとなった。また同時に発表された米6月新築住宅販売件数も年率換算59.0万件と予想(65.5万件)を下回り、2020年4月以来の低水準に落ち込んだ。ドル/円は136.20円台へと下落したが、ユーロに対してドル買いが強まった流れが波及すると下げ渋った。

26日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:FRB議長会見による動向に注目

昨日のドル/円は136円台で強含みの展開。米長期金利の低下を受けて136.20円台へ下落する場面もあったが、NY市場終盤には136.96円前後まで反発した。対ユーロを中心にドル買いが強まったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を前にドル売り・円買いポジションを巻き戻す動きが出た。

FOMCは本日、政策金利であるFFレートを2.25-2.50%へと75bp(0.75%ポイント)引き上げる見通し。75bpの利上げは完全に織り込まれていることから市場への影響は大きくないと見るが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月以降の利上げペースに言及すれば大きく反応する可能性がある。

市場では、FRBの利上げによる米景気の減速は避けられず、それにともなって9月以降は利上げのペースも減速するとの見方が優勢だ。

ただ、FRBは景気が多少悪化しても歴史的な高インフレの抑制を優先させる考えを示している。パウエル議長が9月に利上げ幅を50bp以下に縮小させることにコミットする公算は小さく、市場はそうした議長の姿勢を「タカ派的」と受け止める可能性があろう。FOMC後もドル高の流れが続くと見ている。

注目の経済指標

注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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