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ECBの綱渡りのような行動への疑念もユーロを圧迫との声も=NY為替

為替 

 きょうのNY為替市場はドル買いが強まっており、ユーロドルは1.03ドル台に下落している。強いサポートとして意識されている1.04ドルを再び割り込んでおり、下値警戒感を強める動きではあるが、目先は年初来安値の1.0350ドル付近を試しに行くか注目される。

 市場からは、ECBがFRBと同様の引き締めを実施できるか懐疑的に見ていることがユーロを圧迫しているとの指摘も出ている。ECBはユーロ圏の国債市場の断片化(フラグメンテーション)リスクへの対処を迫られており、今月の理事会では、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)で保有した国債の償還をイタリアなど南欧債の購入に充てる政策を打ち出すと見られている。その場合、FRBがコミットしているような強力なバランスシート縮小は実現できない。

 一方、域内のインフレ圧力は続いており、この日発表の6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)は8.6%まで加速し、過去最高を更新した。ECBには大幅利上げを求める声も強まっている。

 ECBは、断片化対策と利上げという、相反する綱渡りのような政策を同時に行おうとしており、それはユーロにとって圧迫要因になるという。

ユーロ圏消費者物価指数・速報値(6月)18:00
結果 8.6%
予想 8.5% 前回 8.1%(前年比)
結果 3.7%
予想 3.9% 前回 3.8%(コア・前年比)
結果 0.8%
予想 0.7% 前回 0.8%(前月比)

EUR/USD 1.0405 EUR/JPY 140.74 EUR/GBP 0.8652

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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