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FX/為替「ドル/円、あらためて135円を窺う展開へ」 外為トゥデイ 2022年6月10日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年6月10日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼9日(木)の為替相場
(1):IMF高官、日銀の緩和姿勢を支持
(2):中国貿易収支は予想を上回る黒字
(3):ECB理事会後にユーロ買い強まる
(4):米新規失業保険申請件数は反応薄
(5):ECB総裁会見は目新しい内容がなくユーロ反落

▼9日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:あらためて135円を窺う展開へ/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

9日(木)の為替相場

9日(木)の為替相場期間:9日(木)午前6時10分~10日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):IMF高官、日銀の緩和姿勢を支持

国際通貨基金(IMF)の高官で対日審査団長を務めるラニル・サルガド氏は、最近の大幅な円安について「日米金融政策の異なる道筋に関する市場の予想などファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映している」との見解を示した。「コストプッシュ要因がなくなれば、中期的なインフレ率は引き続き日銀の目標を大幅に下回る見込みだ」とした上で「インフレが安定的かつ持続的に達成されるまで、日銀が金融緩和を継続することが適切だと考える」と述べた。

(2):中国貿易収支は予想を上回る黒字

中国5月貿易収支は787.6億ドルの黒字と、予想(577.0億ドルの黒字)を上回った。輸出が前年比+16.9%と大幅に伸びたことが寄与した。新型コロナウイルス感染対策のロックダウン(都市封鎖)が解除され始めたことが背景。ただその後、中国上海の一部の区域でコロナ対策のロックダウンが再び開始されたとの報道が伝わったため豪ドルは軟化した。

(3):ECB理事会後にユーロ買い強まる

欧州中銀(ECB)は金融政策の現状維持を決定。声明では「量的緩和措置である資産購入プログラム(APP)を7月1日に終了する」と表明するとともに「7月会合でECBの主要金利を25bp引き上げる予定」であるとし、「9月以降については、緩やかだが持続的な追加利上げが適切」と発表。さらに、「インフレが変わらなければ9月会合でより大幅な利上げをすることが適切となる」とした。ECBが金融政策正常化に舵を切ったことを受け、欧州長期金利は上昇。ユーロは一時買いが優勢となった。

(4):米新規失業保険申請件数は反応薄

米新規失業保険申請は22.9万件と予想(20.6万件)を上回り前週(20.2万件)から増加した。ただ、メモリアルデー(5月30日)を含む週の統計のため集計に誤差が生じやすいとの見方もあって、ドル相場への影響は限られた。

(5):ECB総裁会見は目新しい内容がなくユーロ反落

ラガルドECB総裁は理事会後の会見で「高いインフレ率が主要な課題」とし「9月以降も緩やかだが持続的な追加利上げの道筋が適切になる」などと述べた。目新しい発言がなく、期待されていたほどタカ派的な会見ではなかったことから一転してユーロ売りに傾いた。

9日(木)の株・債券・商品市場

9日(木)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:あらためて135円を窺う展開へ

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。朝方に134.55円前後まで上昇して2002年2月以来の高値を付けた反動から133円台前半へと失速する場面もあったが、欧州中銀(ECB)理事会後にユーロ安・ドル高に振れた影響もあって134円台を回復して取引を終えた。日足は「下ヒゲ陽線」で引けており、あらためて下値の堅さを確認する格好となった。

本日のドル/円は、134.55円前後を超えて一気に135円台を試しに行く可能性もありそうだ。ただ、市場は2002年の最高値である135.15円前後を重要ポイントとして意識している。このため、心理的節目の135.00円付近では売買が交錯しやすく、値動きが荒くなる公算が大きい。材料面では米5月消費者物価指数(CPI)の結果に注目が集まっている。市場予想は前年比+8.3%となっており、米国のインフレは高止まりする見込みだ。仮に予想以上の伸びとなれば米長期金利の上昇とともにドル買いが勢いを増す可能性もある。

注目の経済指標

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注目のイベント

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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