ダウ平均は続落 マイクロソフトがガイダンス下方修正で下落=米国株序盤
NY株式2日(NY時間09:53)
ダウ平均 32688.96(-124.27 -0.38%)
ナスダック 12012.15(+17.69 +0.15%)
CME日経平均先物 27470(大証終比:-30 -0.11%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落して始まっている。マイクロソフト<MSFT>が取引開始前に4-6月期(第4四半期)のガイダンスを公表し、1株利益および売上高の見通しを下方修正し、下落していることがダウ平均を圧迫。しかし、IT・ハイテク株中心に売りを強める動きまではなく、ナスダックは前日付近での推移となっている。
ダウ平均はここ数日、上昇しても上値を維持できない半面、下値では押し目買いに支えられ底堅さも見せている。このままリバウンド相場を続けるべきか市場に迷いが出ているようで、次の手掛かりを探りたい雰囲気も出ている。高インフレはしばらく収まりそうになく、FRBの積極利上げへの期待感は根強い。一方、リセッション(景気後退)への懸念はあるものの、足元の景気は力強さを維持している状況。
その意味では明日の米雇用統計に市場がどう反応するか注目される。非農業部門雇用者数(NFP)は前月比32.5万人増と前回よりは伸びが緩むと見込まれているものの、失業率は3.5%まで低下し、平均時給は前月比0.4%の上昇が見込まれている。NFPの伸び鈍化は労働需要の軟化というよりも、労働供給が制限された結果であることが強調されそうだ。
決算関連では、ペット用品のeコマースを手掛けるチューイー<CHWY>が好調な決算を発表し大幅高となっている一方、HPエンタープライズ<HPE>は通期の1株利益を下方修正したことで売りが強まっている。
HPエンタープライズ<HPE> 14.64(-1.15 -7.26%)
チューイ<CHWY> 27.72(+4.23 +18.01%)
アップル<AAPL> 148.46(-0.25 -0.17%)
マイクロソフト<MSFT> 267.35(-5.07 -1.86%)
アマゾン<AMZN> 2422.35(-11.33 -0.47%)
アルファベットC<GOOG> 2285.79(+3.05 +0.13%)
テスラ<TSLA> 754.93(+14.56 +1.97%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 192.16(+3.52 +1.87%)
AMD<AMD> 102.96(+1.74 +1.72%)
エヌビディア<NVDA> 188.03(+4.83 +2.64%)
ツイッター<TWTR> 39.46(+0.16 +0.41%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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