スノーフレイクが決算受け下落 ガイダンスを嫌気=米国株個別
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレイク<SNOW>が下落。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株損益は赤字だった。
ガイダンスも公表しており、第2四半期の売上高見通しは予想範囲内だったものの、通期の売上高見通しについては、若干の上方修正にもかかわらず、予想を下回る見通しを示した。売上高の伸びが2四半期連続で鈍化する見通しを示したことも嫌気されている模様。
同社のスカーペリCFOは「顧客が一段と厳しい環境に直面しており、特定顧客の購入が予想を下回った。これら顧客の事業に特有の経済状況の変化が背景にあると考えている」と指摘した。
アナリストは同社の消費型ビジネスモデルに対する懸念を抱かせるものだと慎重な見方を示していた。急速な成長の減速を示しており、潜在的な景気後退に向かって企業がコストと予算を最適化する中で、消費モデルに関する懸念が強まる可能性が高いと指摘していた。
(2-4月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.53ドル(予想:0ドル)
・売上高:4.22億ドル(予想:4.14億ドル)
製品:3.94億(予想:3.88億ドル)
プロフェッショナル・その他:0.28億ドル(予想:0.25億ドル)
・顧客企業数:6322社(予想:6354社)
・売上継続率:174%(予想:161.2%)
・受注残:26億ドル(予想:27.1億ドル)
(5-7月・第2四半期見通し)
・売上高:4.35~4.44億ドル(予想:4.38億ドル)
・営業利益率(調整後):-2%
(通期見通し)
・売上高:18.9~19.0億ドル(従来:18.8~19.0億ドル)(予想:19.1億ドル)
・営業利益率(調整後):+1%
(NY時間10:11)
スノーフレイク<SNOW> 119.37(-13.41 -10.10%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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