アジア株 上海株は続伸、政策期待の買い続く 4月CPIは昨年11月以来の高水準、上海ロックダウンが影響
アジア株 上海株は続伸、政策期待の買い続く 4月CPIは昨年11月以来の高水準、上海ロックダウンが影響
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 19720.12(+86.43 +0.44%)
中国上海総合指数 3051.61(+15.77 +0.52%)
台湾加権指数 15985.94(-75.76 -0.47%)
韓国総合株価指数 2592.19(-4.37 -0.17%)
豪ASX200指数 7037.80(-13.35 -0.19%)
アジア株は高安まちまち。
上海株は続伸、政策期待の買いが続いている。また、上海市の新規感染者数が1000人台にまで減少していることも好感されている。ただ、政府は「ゼロコロナ政策」を明言していることから、ロックダウンは5月末まで続く可能性がある。きょう発表された中国4月の消費者物価指数は+2.1%と前月の+1.5%から上昇、昨年11月以来の高水準となった。感染拡大とそれに伴う上海などでのロックダウンを受け食料価格が上昇したことが影響した。
上海株の上げを受け香港株もプラス圏を回復している。医療品や消費者サービス関連が上昇している。ハイテク関連はまちまち。レノボは4.0%高、美団は0.9%高、ネットイースは0.6%高。一方、シャオミは2.8%安、アリババは2.1%安、JDドットコムは1.7%安と続落。
豪州株は続落。原油や金なの商品価格の下落が嫌気されており、素材やエネルギー関連が売られている。きょう発表された5月の消費者信頼感指数は2020年8月以来の水準にまで落ち込んだ。中国の景気減速懸念や世界的なインフレ加速が投資家心理を悪化させた。豪州でもインフレが加速しており、さらなる金融引き締めが警戒されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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