ネットフリックスの決算にメタも連想売り 否定的な意見も=米国株個別
きょうは米国債利回りが下げているにもかかわらず、IT・ハイテク株は売りが強まっている。市場からは、前日のネットフリックス<NFLX>の決算が、これから決算を控えたIT・ハイテク株に重たい雰囲気を広げているとの声も聞かれた。
特にメタ・プラットフォームズ<FB>の下げがきつい。ネットフリックスは今回の決算で2四半期連続で失望感を強めたが、1月に発表された前回10-12月期の決算でネットフリックス同様に失望感を強めていたのがメタだった。そのため来週発表予定のメタ決算に警戒感が強まっているとの指摘が出ている。
ただ、アナリストからは、2つの銘柄を同一視すべきではないとの意見も出ている。メタは少なくとも、1月のコンファレンスでは成長の課題に対処するための包括的なプランを投資家に与えたが、ネットフリックスはそれがなく、効果的な計画を持っていなかったという。ネットフリックスの特殊な状況を考慮すると、動画配信銘柄に同調して、他のIT大手は売られるべきではないと主張している。
(NY時間13:55)
メタ・プラットフォームズ<FB> 202.00(-15.32 -7.05%)
ネットフリックス<NFLX> 223.08(-125.53 -36.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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