米大手銀の4月調査で世界の成長期待が過去最低に=米国株
NY株式12日(NY時間12:03)
ダウ平均 34538.66(+230.58 +0.67%)
ナスダック 13572.61(+160.65 +1.20%)
CME日経平均先物 26565(大証終比:+245 +0.92%)
NY時間の昼に入ってダウ平均は230ドル高で推移している。取引開始前に発表になった3月の米消費者物価指数(CPI)を受けて株式市場は買いが優勢となっている。ダウ平均は一時361ドル高まで上昇する場面が見られた。
米CPIは総合指数は予想を若干上回ったものの、エネルギー・食品を除いたコア指数は予想を下回る結果となった。今回の米CPIに市場からは、インフレのピークアウトへの期待が高まっている。夏までにCPIはピークに達し、個人消費支出デフレータ(PCE)は6%ー7%の間のどこかでピークを迎え、今年後半から来年にかけて3%―4%まで下がることが期待できるとの見解も聞かれた。
ただ、市場はFRBによる積極引き締めへの懸念は緩めていない。そのような中、米大手銀の調査によると、投資家の世界的な成長期待は4月に過去最低水準に急低下した。今後1年間に経済が弱くなると予想する投資家は、前回調査の64%から約71%に上昇した。FRBによる猛烈な引き締めへの懸念から、世界経済の成長に対する楽観的な見方は過去最低水準に低下している
調査によると、FRBはこれまで年内の利上げ回数を4回と見込んでいたが、それを7回に予想を修正している。この調査ではまた、世界的な景気後退が最大のテールリスクと考えられていることも示された。
アップル<AAPL> 168.74(+2.99 +1.80%)
マイクロソフト<MSFT> 286.37(+1.11 +0.39%)
アマゾン<AMZN> 3089.39(+66.95 +2.22%)
アルファベットC<GOOG> 2606.86(+10.93 +0.42%)
テスラ<TSLA> 998.00(+22.07 +2.26%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 217.96(+1.50 +0.69%)
AMD<AMD> 96.83(-0.54 -0.55%)
エヌビディア<NVDA> 219.01(-0.16 -0.07%)
ツイッター<TWTR> 45.89(-1.12 -2.38%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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