ダウ平均は横ばいで始まる IT・ハイテク株は売り続く=米国株序盤
NY株式8日(NY時間09:44)
ダウ平均 34509.17(-74.40 -0.22%)
ナスダック 13770.50(-126.80 -0.91%)
CME日経平均先物 27065(大証終比:+25 +0.09%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばいで始まっている。FRBの積極的な引き締め姿勢に端を発した2日間の下落の後、週末の米株式市場は落ち着きを取り戻している。しかし、買い戻そうという機運はなく、今週下げを先導したIT・ハイテク株は売りが先行しており、ナスダックは下げて始まっている。
米国債のイールドカーブのフラット化も一服し、2-10年債の逆イールドも解消されている。来週以降、米大手金融を皮切りに1-3月期の決算発表を控える中で、株式市場は次の展開を探ろうとしている。
前日にブラード・セントルイス連銀総裁が講演を行っていたが、今年下期にも3.00-3.25%までの利上げを支持する発言を行っていた。2.25-2.50%と言われている中立金利を0.75%程度超える水準で、年内なら0.50%の大幅利上げを連続して実施しなければ達成できない。
市場からは、いまはレンジ相場であり、しばらくはこの状態が続く可能性への言及も聞かれる。対処すべき非常に多くの未知数を持っているという。株式市場はFRBの積極利上げを消化しようと試みているが、どこまで織り込めばよいのか不透明感も根強い。
アップル<AAPL> 170.43(-1.71 -0.99%)
マイクロソフト<MSFT> 297.90(-3.47 -1.15%)
アマゾン<AMZN> 3119.71(-35.98 -1.14%)
アルファベットC<GOOG> 2704.85(-24.45 -0.90%)
テスラ<TSLA> 1041.41(-15.85 -1.50%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 222.22(-0.73 -0.33%)
AMD<AMD> 101.88(-1.84 -1.77%)
エヌビディア<NVDA> 235.58(-6.50 -2.69%)
ツイッター<TWTR> 48.28(+0.25 +0.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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