モデルナ製ワクチン、アフリカ連合などが追加購入せず=米国株個別
低中所得国向けワクチンの買い手2機関が、モデルナ<MRNA>から、数億回接種分を追加購入する選択権を行使しないことを決定した。パンデミックが落ち着く中、需要が減少しつつあることを示唆している。
発展途上国は供給がなかなか接種に結びついていない状況にあり、アフリカ連合(AU)とワクチン共同購入の国際的枠組みであるCOVAX(コバックス)は同ワクチンを追加取得しないことを決めた。世界的なワクチン接種開始の動きに取り残された低所得国は今、資金不足やワクチン忌避、サプライチェーンの問題など配布を妨げる要因に対応している。
過去何カ月にもわたり、有効性が高いモデルナのメッセンジャーRNA(mRNA)型ワクチンは世界の大部分にとって手の届かない存在で、同社に対するアクセス拡大を求める圧力は強まっていた。
(NY時間14:02)
モデルナ<MRNA> 161.98(-10.56 -6.12%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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