アリスタが決算受け上昇 予想上回る売上高見通しを示す＝米国株個別

　クラウドのアリスタ・ネットワークス＜ANET＞が上昇。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。第１四半期の売上高も予想を上回る見通しを示している。

　アナリストからも高評価が聞かれ、クラウド需要の改善と顧客企業への浸透により、同社の２０２２年度の売上高は３０％以上の成長が見込まれるという。サプライチェーン問題は深刻ではあるものの、同業他社に比べて部品確保がうまくいっており、リスクを抑制しているという。リードタイムが長期化しているが、それに対応するため、さらなる購入を約束することで粗利益率を目標の６３％－６５％の下限に抑制する可能性もあるという。

※リードタイム
　商品の発注から納品に至るまでの生産や輸送などにかかる時間

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.82ドル（予想：0.74ドル）
・売上高：8.24億ドル（予想：7.91億ドル）
　　製品：6.68億ドル（予想：6.36億ドル）
　　サービス：1.56億ドル（予想：1.55億ドル）
・粗利益率（調整後）：64.3％（予想：64.3％）
・営業利益率（調整後）：39.3％（予想：37.4％）

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：8.40～8.60億ドル（予想：8.34億ドル）
・粗利益率（調整後）：63～64％（予想：64％）
・営業利益率（調整後）：38％（予想：36.9％）

（NY時間10:07）
アリスタ＜ANET＞　128.78（+5.96　+4.85%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美