ウクライナ緊迫化でアルゴリズムが作動との指摘も=米国株
NY株式11日(NY時間14:38)
ダウ平均 34861.70(-379.89 -1.08%)
ナスダック 13839.70(-345.94 -2.44%)
CME日経平均先物 26950(大証終比:-750 -2.74%)
NY時間の午後に入って、市場はリスク回避の雰囲気を強めており、米株式市場は急速に売りを加速させている。エネルギー株を除いてすべてのセクターに売りが波及している。ウクライナ情勢の緊迫化を伝えるニュースが流れている。
ホワイトハウスのサリバン国家安全保障顧問が、ロシアは早ければオリンピック期間中にもウクライナ国内で軍事行動を起こしたり、紛争を引き起こそうとしたりする可能性があると述べた。また、英政府が英国人に対し、ウクライナへのすべての渡航を控えるよう勧告したほか、現在、ウクライナに滞在している英国人は、商業的手段が利用できるうちに今すぐの退避も勧告した。
市場からは、急速な売りで1月26日以来、最大の売りのアルゴリズムが作動し、株価を押し下げたとの指摘が聞かれる。ヘッジファンドがE-mini S&P500先物を売却し、S&P500株価指数は今月初めて200日線を下回ったことから、プログラムが作動したという。200日線を下回る取引が続けば、損失が加速する可能性があるとも指摘している。
アップル<AAPL> 169.37(-2.75 -1.60%)
マイクロソフト<MSFT> 296.97(-5.41 -1.79%)
アマゾン<AMZN> 3073.41(-106.66 -3.35%)
アルファベットC<GOOG> 2685.39(-86.66 -3.13%)
テスラ<TSLA> 861.86(-42.69 -4.72%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 220.83(-7.24 -3.17%)
AMD<AMD> 114.37(-11.40 -9.06%)
エヌビディア<NVDA> 241.05(-17.19 -6.66%)
ツイッター<TWTR> 35.96(-1.12 -3.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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