インテルがEUに逆転勝訴=米国株個別
インテル<INTC>にEU当局が科した10.6億ユーロの制裁金について、EUの一般裁判所はきょう、制裁金を取り消す判断を下した。インテルが競合するAMDを排除する目的でコンピューターメーカーに違法のリベートを与えていたとする2009年の判決で、EUの一般裁判所は規制当局に重大な誤りがあったと指摘した。欧州委員会が制裁金を科した際の分析は不完全だったとし、反競争的リスクを立証する十分な証拠を提供しなかったとした。
EU側は予想外の判決に対してあと1回上訴が可能だが、競争法違反を巡る大型訴訟で20年余り負け知らずだっただけに今回の敗訴は手痛い敗北となる。インテルは、リベートに関連する当社の行動は合法で、競争を妨げないと当社は常に認識してきたとコメントした。
インテルは本日引け後に決算発表を予定している。
(NY時間14:31)
インテル<INTC> 52.36(+1.36 +2.67%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。