ボックスは好決算も株価下落 競争激化を懸念する声も＝米国株個別

　コンテンツ共有プラットフォームを運営するボックス＜BOX＞が前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益が予想を上回った。ビリング（未収請求を考慮した売上高）も予想を上回っている。ガイダンスも発表しており、１株利益を上方修正したほか、売上高も予想を上回った。

　ただ、株価は下落。一部からは競争激化を懸念する声も聞かれた。「同社は運用改善計画に積極的に取り組んでいるが、１０％台前半の成長率では、飽和状態にある競争環境で、前向きになるには不十分」とのコメントも聞かれる。

（５－７月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：0.21ドル（予想：0.18ドル）
・売上高：2.14億ドル（予想：2.13億ドル）
・ビリング：2.13億ドル（予想：2.08億ドル）
・営業利益率（調整後）：21％
・FCF：2980万ドル

（８－１０月・第３四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.20～0.21ドル（予想：0.20ドル）
・売上高：2.18～2.19億ドル（予想：2.17億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：0.79～0.81ドル（従来：0.71～0.76ドル）（予想：0.78ドル）
・売上高：8.56～8.60億ドル（予想：8.53億ドル）

（NY時間09:58）
ボックス＜BOX＞　24.65（-0.99　-3.86%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美