ノードストロームが決算受け大幅安 利益率のガイダンスが期待外れとの声も=米国株個別
百貨店のノードストローム<JWN>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応を示している。通期見通しで売上高は35%超と従来予想を大幅に上方修正しているものの、EBITDAマージンが小幅な上方修正に留まったことが嫌気されている模様。また、2019年のEBITDAマージンは5.2%で、それよりも低い水準となっている。
今回の決算を受けてアナリストからは投資判断および目標株価の引き下げが伝わっている。現在の百貨店業界の状況は過去最高である可能性がある。その状況下で同社の絶対的および相対的パフォーマンスは依然として迫力に欠けると述べた。
また、別のアナリストからは、第2四半期の売上高の好調さを考慮すると、利益率のガイダンスは期待外れだったとの声も聞かれる。
(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.49ドル(予想:0.26ドル)
・売上高:35.7億ドル(予想:32.2億ドル)
・粗利益率(調整後):35.0%(予想:32.2%)
(通期見通し)
・売上高:35%超(従来:25%超)
・EBITDAマージン:3~3.5%(従来:約3%)
(NY時間09:45)
ノードストローム<JWN> 32.01(-5.80 -15.34%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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