続伸、需要超過見通しで前日高値を上回る=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=68.83(+1.11 +1.64%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.11ドル高。その他の限月は0.27~1.11ドル高。
コロナ禍を経て主要国経済が正常化に向かっており、石油需要がさらに回復する見通しであることが相場を押し上げた。石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産以上に需要が増加し、需要超過が続くと期待されている。北半球が夏場の需要期に入っていることも支援要因。イラン核合意の修復協議は来週10日まで休会に入ると伝わっており、交渉の遅れが警戒されているものの、イラン大統領選までには妥結に至るもよう。
時間外取引で7月限は堅調。通常取引開始後は売りに押される場面はあったが、買い優勢の展開は変わらず、69.00ドルまで上昇した。中心限月として2018年10月以来の高値を更新している。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。