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ポンドは一進一退の値動き 明日は2つの重大イベント=NY為替

為替 

 きょうの為替市場は様子見気分が強まる中で、ポンドドルは1.39ドルちょうどを挟んでの一進一退が続いている。明日の2つの重大イベントを控えて様子見が強まって面があるのかもしれない。そのイベントは英中銀金融政策委員会(MPC)とスコットランド議会選挙だ。

 今回の英MPCは四半期に1度の金融政策報告(MPR)も公表され、成長見通しの上方修正が有力視されている。それと同時に資産購入ペース縮小を示唆するとの予想も出ているが、それについては見方が分かれている状況。ただ、資産購入ペース縮小を示唆したとしても、広範な政策引き締めのシグナルと見なすべきではなく、購入ペース縮小はあくまで、社債200億ポンドと合わせた計8950億ポンドの資産購入枠内で緩和状態を年末まで継続させるためだという。

 一方、スコットランド議会選挙については、最新の世論調査で、独立支持のスコットランド民族党(SNP)が第1党となりそうだが、過半数は難しいとみられている。SNPは独立の是非を問う2回目の住民投票実施に向け、過半数確保を目指している。ただ、サバンタ・コムレス/スコッツマンの調査によると、SNPの獲得議席は単独過半数に6議席足らず、SNPと連立する緑の党が9議席獲得する可能性があるとの結果を発表していた。

 住民投票の実施はSNPが議会選挙で完全に過半数を獲得した場合に限ると見られており、また、住民投票が行われた場合でも、独立を支持する結果となるかは不透明な情勢だ。

GBP/USD 1.3908 GBP/JPY 151.98 EUR/GBP 0.8629

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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