コカ・コーラが決算好調で3日続伸 ワクチン接種率の高い地域で需要回復=ダウ採用銘柄
コカ・コーラが3日続伸。取引開始前に1-3月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。新型ウイルス感染に対するワクチン接種率が高い地域で、需要回復の兆候が見られた。同社はまた、アフリカのボトリング事業の一部を新規公開を通じて売却する方針も明らかにした。
クインシーCEOは声明で、「ワクチン接種と伴に、経済が開放されている市場における改善傾向に勇気づけられる」と述べた。ただ、「炭酸飲料部門は、世界中のレストランや遊園地に人々が戻り、高付加価値のホットドッグや巨大サイズのソフトドリンクを消費者が購入してくれるまで、完全回復の可能性は低い」とも語った。
同社はまた、世界中での不均一な経済再開が決算に現れているとしている。ユニットケースの販売量は、北米では6%減少した一方、アジア太平洋地域では9%増加した。世界全体ではは横ばいとなった。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益:0.55ドル(予想:0.50ドル)
・売上高:90.2億ドル(予想:85.6億ドル)
・ユニットケース販売数量:0%
炭酸飲料:+4%
栄養ドリンク、ジュース、乳製品、植物ベース飲料:+3%
水分補給、スポーツ飲料、コーヒー、お茶:-11%
(通期見通し)
・1株利益(調整後):-1~+1%に据え置き
・売上高:+5%(従来:+4%)(予想:+4.6%)
(NY時間09:49)
コカ・コーラ 53.93(+0.25 +0.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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