地合いは堅調、上値警戒感もあり、積極的なドル買いには慎重=東京為替概況
地合いは堅調、上値警戒感もあり、積極的なドル買いには慎重=東京為替概況
4日の東京市場でドル円は107円00銭台を中心とした推移が続いた。前日の海外市場で107円15銭まで上昇後、106円台に値を落として迎えた東京市場。朝方にドル買い円売りの動きが広がり、107円10銭まで上昇。ただ、明日の雇用統計などを前に突っ込んだドル買いにも慎重姿勢が見られ、その後は107円を挟んでの振幅に。昼前に107円11銭と朝の高値を更新も、海外市場の107円15銭には届かず。
午後は107円00銭台を中心にした推移。上値トライの勢いはないが、107円00銭もつけずという展開に。
ユーロドルは1.2050前後での推移。朝方のドル高トライで1.2060台から1.2044まで値を落としたが、ドル買いはそこまで、その後は1.2050を挟んでの振幅に。
ユーロ円は129円ちょうど前後での推移。ユーロ売り局面で129円割れを付ける動きも、128円台での売りには慎重。ドル円のしっかりした動きも支えに。もっとも日経平均が600円以上下げる展開となる中で、リスク警戒の円買いが入っており、上値も重くなった。
1月の豪貿易収支の好結果もあり、豪ドルは比較的しっかりの動き。豪ドル円は発表前の83円01銭前後から83円60銭台まで。今晩のOPECプラス会合を前に昨日からNY原油先物がしっかり。銅先物などその他商品市場もしっかりとなっており、資源国通貨買いの動きにつながっている。NY原油は前日の急騰もあって朝方は時間外取引で調整売りの動きも、その後買い戻しが強まる展開となっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。