米10年債利回り上昇 移行プロセスに着手との期待やイエレン氏への期待も=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:41)
2年債 0.162(+0.003)
10年債 0.882(+0.028)
30年債 1.609(+0.056)
期待インフレ率 1.746(+0.037)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。きょうはトランプ政権がバイデン政権への移行プロセスに着手し始めたのではとの期待や、バイデン氏が次期財務長官にイエレンFRB前議長を指名する意向を示したことも市場はポジティブに捉えたようだ。米財務省とFRBの協調が強まり、金融緩和維持や財政拡大への期待が高っている。
株式市場でダウ平均が初の3万ドル台に乗せるなど、市場はリスク選好の雰囲気も高まる中で利回りは上昇している。
きょうは7年債入札が実施され、利回りは下げ幅を縮小する場面も見られたが、大きな動きには至らなかった。
10年債利回りは0.88%、30年債は1.60%に上昇した。
2-10年債の利回り格差は+72(前営業日+69)にスティープ化している。
米7年債入札結果
最高落札利回り 0.653%(WI:0.657%)
応札倍率 2.90倍(前回3.22倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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